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美オヤジを誘って囲われて救われる話

第24章 対面編


「はじめまして、ヴィクトル・ヘイズと申します。今日はお会いできてとても嬉しいです。エレーネさん、イリスさん」
「私達もよ、ヴィクトル! 今日は来て頂いてありがとうね。ずっとこの機会を待ってたものねえ。四人で楽しく乾杯しましょ」
「はい…! ありがとうございます。とっても素敵なお店ですね。初めて来ました」
「あらそう~、ここね、すっごい美味しくてうちらのお気に入りなの。きっと二人も気に入るわよ」

イリスがウインクするとあなた達は喜んだ。
すでにいい雰囲気が出来上がっていて、出だしは完璧だと胸が高鳴っていく。




乾杯のスパークリングワインを頼み、四人は温かな笑顔でグラスを合わせた。

目の前に座る女性二人は、まったく威圧感などなく、とくに母は最初から友好ムードだ。

「ふふふ、ほんっとに嬉しくって。やっと#名無し#ちゃんのヴィクトルに会えたんだもの。この子、いっつものろけがすごいのよ。ものすごく素敵な人で皆気に入るにきまってる、ヴィクトル最高! みたいな感じでね」
「そうなんですか? それはすごく、照れますね。名無しちゃん…」
「ちょっお母さん、それ速攻でばらさなくてよくない? まあ事実だけど」

すでにテンションの高い母に暴露されたが、否定はしない。

「それに今日の会も皆の都合上先週決まって、結構急だったのにごめんなさいね。大丈夫だったかしら、忙しいのよね」
「全然大丈夫ですよ、一番大事な約束なので。僕もずっと待ち望んでいましたから」

ヴィクトルがにこりと答えてくれて、感謝の気持ちが湧く。

「もう優しいヴィクトル~! 普段は二人で会う時間はあるの? 大丈夫?」
「ちょっとイリス、その質問すでに小姑感出ちゃってるから。今時はそんなこと聞くものじゃないのよ」
「いいでしょうこんぐらい」
「ええ、平気ですよ。名無しさんと会う時間は優先して取っています。そのあたりも心配いらないと思います。もちろん忙しい時期は、自分ももっと頑張るつもりです。会いたいので」

ヴィクトルがはっきり穏やかに告げると、二人は一瞬驚いた様子で瞬きをしていた。

母のエレーネは真剣な表情に変わり、静かに喉を鳴らす。
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