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美オヤジを誘って囲われて救われる話

第24章 対面編


「大丈夫だよ、皆も楽しみにしてくれてるし、年上の女性二人組で会う前は怖いかもしれないけど、二人とも優しいからね! それに私のほうが心配、うちの家族、ヴィクトルが大丈夫かなって」

言葉に矛盾があるかもしれないが、紹介する自分も結構ドキドキしていた。
なるべくなら彼に良く思われたいからだ。

「名無しちゃん。君のご家族なら、絶対に素晴らしい人達に決まってるよ。俺のことは何も心配しないでね」
「そ、そうかな。まだ分からないよ。ぶっとんでるかもしれないし…」
「そうなの? それは逆に楽しみだな」

くすくすと笑う彼の気分を、少しでもほぐせたならよかったかもしれない。





都市中心部の大通りに面したレストランは、ギリシャ料理の名店だ。

白い洞窟を模した店内は、エーゲ海の風景画や植物に彩られ、落ち着いた雰囲気ながら、酒や料理を楽しむ人々でにぎわっている。

あなたとヴィクトルは予約席に通され、テーブルクロスに食器類がセットされた場に並んで座っていた。

「はあ……なんか結構いい店だな。二人ともこんなお店知ってるんだ……あっ、来た!」

そわそわ落ち着かずに周囲を見渡していると、入り口から二人の美女が優雅に歩いてくる。

あなたは思わず目を見張った。

「あっ、もう来てる! ハロー、二人とも~。お待たせしちゃった?」

黒髪にエレガントなパーマをかけ、往年の女優のようなコート姿で母がにこやかに現れる。

そしてその隣には、仲良く親友のイリスが連れ添い、長い巻き髪に妖艶な笑みで、ブティックに立つときよりも目立っていた。

「名無しちゃん、こんばんは~。やだあ、いつにも増して美しいわね。私たちも負けないわよ、ふふふ」
「いやもう勝ってるよイリスさん! どこのスターかと思ったよ」

あなたが驚きおののいていると、空気が一気に緩み、笑い声が生まれた。

ヴィクトルもスマートに立ちあがって二人を迎える。
そんな三人の初対面を、あなたは隣からドギマギと見守った。
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