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美オヤジを誘って囲われて救われる話

第22章 出張編


「いや君にね、お土産買ってきたんだ。気に入るかなぁ」

珍しく好奇心を隠せない様子で、リビングからスーツケースを持ってきて、中を探っている。

綺麗に整頓された荷物から、彼はきちんと固定された大がかりな箱を開けた。
その中にはさらに美しく包装された箱が入っていて、あなたはびっくりする。

「えっなにそれ! もしかして私への…プレゼント?」
「そうだよ。ルーマニアにいたとき、週末に買ったんだ。はい、どうぞ」

可愛らしく渡してきて、ベッドに座るあなたの隣に詰めてきた。
あなたは彼に見つめられながらドキドキと開封する。

現地の老舗ブランドの品物らしく、花の形に象られた縦長の小瓶だ。

クリーム色のガラスにうっすらオレンジの液体が入っていて、その造形美にみとれてしまう。

「わあ、香水だ…! 本当にこんな綺麗なものもらっていいの? ありがとうヴィクトル!」
「いえいえ。君にぴったりだと思って」

喜びを浮かべる彼の言うように、鼻を近づけた途端、幻想的なイメージが広がり、まるで麗しい女神になったような高潔な香りに包まれる。

「すっごく良い香り……ずっとこうしていられるよ……これ素晴らしいねえ……」

少しだけ首元につけてみて、うっとりと彼と一緒に甘美な世界を楽しんだ。

彼もあなたが前にプレゼントした香りを大事に使ってくれていると言っていた。

こうしてそれ以上に素晴らしい贈り物をしてもらうと、使うのがもったいなくて幸福なジレンマだ。

「本当にありがとうね、ずっと大事にするね。もう宝物がいっぱいだよ」

あなたが彼の頬にちゅっと愛情のこもったキスをすると、彼の顔つきはもっと和らいだ。

「ふふ。よかった。でもまだまだ増えると思うけどね」
「もう。私も増やすもん」

競い合うように冗談を言い、二人は笑顔に包まれた。

ヴィクトルが無事に帰ってきてくれて、あなたは本当に心から満たされている。

はたから見たらちょっとした期間かもしれないけれど、彼の大切さを改めて感じるには、十分すぎるほどの時間だ。

だからこうしてまた一緒になれたことが、あなたは幸せでたまらなかった。
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