• テキストサイズ

美オヤジを誘って囲われて救われる話

第22章 出張編


彼のがらんとしたマンションに帰ってからは、あなたのほうが勢いを増してしまった。

二人とも先にシャワーなんてことは考えられず、玄関からキスが始まり、いつの間にか寝室へなだれこむ。

せき止めていた愛があふれだすように、二人はそこで体を重ねた。

「んっ、ヴィクトル、はあ、もっと愛して」
「ああ、名無しちゃん、君だけだよ、君しかいらない」

あなたは裸で彼の上になり、大胆にもたわむ胸と同じく腰を揺らす。
額まで汗ばみ、彼のがっちりした手に支えられ、安心してゆだねていた。

「あ、あぁっ、もういく、イキたいよ、イかせて…っ!」

ずっと欲しかった彼のものを受け入れ、うわごとのように乞う。
ヴィクトルは腰を深く突き上げて何度もあなたを導いた。

ぎゅっと手を握り、指を絡ませ、二人の視線ももう離れずにつながっている。

「……んん……好きだよヴィクトル……どこにも行っちゃやだ……」

彼の上で果てたあなたは、広く大好きな胸板に倒れこみ、甘えた声で願う。

すると長い髪が優しく梳かれて、頭をそっと包み込むように抱きしめられた。

「どこにも行かないよ。ずっと名無しちゃんのそばにいるからね」

彼の指先が肌をすべるたびに、体に息吹が芽生えるようだった。

愛がじわりと全身をかけめぐり、あなたはようやく再びきちんと、呼吸ができる気がしていた――。
/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp