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美オヤジを誘って囲われて救われる話

第15章 クリスマス編


ヴィクトルの仲間との挨拶を終え、あなたはクリスマスパーティーに来てよかったと余韻に浸っていた。

色々な人と話して場に慣れてきたのもあるし、皆親切で温かくて、本当にありがたかった。

音楽や賑やかな声が響くホール内で、ヴィクトルはまだイベントの司会をやっている。最後には特別賞もあり、クジに当たった何人かが会社のギフトをもらえるようだ。

彼が戻ってきたら、この興奮を早く伝えたいな。
そんなふうに微笑ましく佇んでいると、女性3人組が近づいてきた。

「名無しさーん! また会えたね〜嬉しい! 私達のこと覚えてる? カフェで会った女たちよ!」
「あっ、もちろん! この間はどうも、今日もお会いできて嬉しいです!」

明るく話しかけてくれたのは、ロングヘアの年長者の女性だ。彼女はプロジェクトマネジメント部の部長で、部門をまたいだ組織の管理者のため、ヴィクトルとも仕事上で親しくしていると聞いている。

「私達も嬉しいですよ〜。ていうかこの服めっちゃ可愛くないですか? どこの服ですかこれ。もしかして名無しさんのお店?」
「そうなんです! ちょっと独特な雰囲気ではあるんですけど、特別な日にぴったりの洋服がたくさんあって——」

真ん中の自由な雰囲気の女性は企画部の社員らしく、あなたの着こなしに関心を示してくれた。
とても嬉しくなり、ちゃっかり宣伝もしておく。

「あらいいじゃない、私もこう見えて結構ゴスっぽいの好きなの。今度行くね、あ、本気で」
「ええ〜ほんとにゴスのこと分かってます? どっちかというと昔のギャルじゃないですかぁ? 私のほうが詳しいですよ名無しさん」
「わかったよ。じゃあ二人で行こう」
「認めるの早っ! へへへ」

仲よさげな二人のやり取りにあなたも笑顔がこぼれ、勝手に和む。
しかし、やはりこの間と同じように、一番若い女性だけは会話に加わらず冷めた目つきをしていた。

あなたは触れないように楽しく会話をし、やがて彼らと別れた。

一人になり、また少し胸がざわつく。さっきの彼女はミーガンと呼ばれていて、あなたの前では静かで知的な印象に見えた。
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