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咫尺天涯 ―遠い恋―【保科宗四郎】

第5章 愛を執り、染まる


戻ってきた宗四郎に縋り付いて何度も謝ったが、「知らん」と突き放された。乱れたことが嫌だったの?私はそんな姿をずっと見たかったのに……溺れて欲しいだけなのに…。

髪や身体を洗って浴室を出る。俯いたままでいると髪を乾かされ、そのまま宗四郎の寝室につれていかれた。

「……じゃあ、もうせんで。疲れるし。そしたら、痛いことはせん。たぶん最初は痛いやろうし……わかったか?」

何度も頷くと、「たまにやったらええけど…」とボソッと呟いた。次はちゃんと聞いてからしよう。それと、する場所はお風呂で…。

横になった宗四郎が髪に指を通しながら頬を撫でた。優しく笑って首を傾げる。

「する?僕のん、欲しいんやないの?」

頷くとお互い服を脱いで、仰向けにされる。足の間に入った宗四郎が、私の手を引いて自身に触れさせた。まだほんの少し硬くなっているだけだった。

少し撫でてある程度硬くなってから、軽く扱く。「もうええで」と手を取られ、宗四郎は鞄の中から避妊具を取り出した。今日はつけるんだ。

「疲れたし、また風呂入るん、めんどいやろ?たまには乃愛のナカでイきたい」

避妊具を持ったまま私の股に顔を埋め、陰核を舌で転がす。腰が小刻みに震える。たっぷり唾液を垂らしながら舐めているのに音で気付いて、そのせいで余計に感じてしまう。

喘ぎながら下半身に力を入れると、ピタッと舌が止まり離れる。気付いててやめた……苦しくて、潤んだ瞳で宗四郎を見つめた。

「……イきたい…」

「挿れたらイくやろ?」

その、あまりにも意地悪な顔と声に、胸が締め付けられる。無駄に色気を溢れさせないで……膣口に触れた先端に、息を呑んだ。
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