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咫尺天涯 ―遠い恋―【保科宗四郎】

第5章 愛を執り、染まる


「ひっ……んあぁあっ!!…や、そしろ…まって……っ!」

一気に奥まで刺し込まれて、グンッと押し上げられる。跳ねる腰を押さえつけるように掴まれ、宗四郎はそのまま抽挿を始める。何度やめてとお願いしても、「痛くないやろ?」と奥を穿つ腰を止めてくれない。

息を呑んで軽く喘ぐ宗四郎の手首を掴む。でもすぐに掴み返されて、片手で私の両手を封じた。引っ張るようにして、もう片方の手は胸を鷲掴む。きゅっと摘まれた突起からも、電流のように甘い痺れが走った。

イくの止まらない……宗四郎を締め付けながら嬌声を上げる。私の手首を掴む宗四郎の手が、少し震えている。飲み込むように締め付けるナカが苦しいのだろう。歪む顔が愛しかった。

「乃愛のナカ……あかん…っ……ウネウネ、って絡んで…離して、くれへんっ……!」

煽られて、攻められて……満たされる。私を満たせるのはあなただけ…。開いた片方の瞳が熱に犯されている。宗四郎も、私だけだと言って……。

両手で私の手首を掴んだ宗四郎は、引っ張りながら激しく奥を穿ち、膣壁を擦る。ぎっと痛いほど手首を握られて、宗四郎がナカで脈打った。何度か腰を震わせて、息を吐いてから引き抜いていく。

白濁が溜まった膜の処理をして、「ちょお待っとって」と寝室を出ていく。ぼーっと薄暗い天井を見上げながら、「疲れた…」と呟く。でも、"幸せ"と勝手に頬が緩む。

「起きとる?……ごめんな。乃愛が可愛過ぎて、止められるもんも、止められへんわ」

「ん……そうなってる宗四郎も、可愛いよ……」

「ふっ、何言うてんねん。可愛ないやろ」

いきなり視界が真っ暗になって、わしゃわしゃ軽く顔を拭かれる。

「んぐっ……荒れちゃう…」

「えっちしたから、チャラや」

確かに満たされて良くなってるかもしれないけど…それとこれとは別。だけど、"チャラ"だと言った口とは裏腹に、タオルをぽんぽんとして優しく拭いてくれる。

首や胸も拭いて、胸の真ん中にタオルを置くと、少しだけ突起を弾かれる。反応する私を楽しそうに見て、汗ばんだ全身を拭いてくれた。
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