第5章 愛を執り、染まる
シーツに顔を埋めて、荒く息をしていると、ハルイチくんが背中を撫でてくれる。「大丈夫ですか?」と労るように。
色々教えてもらったが、結局私が骨抜きにされてしまった。ハルイチくんがイったのはたぶん、2回。奉仕のやり方を教えてもらい、口内射精が1回。でもそれは飲み込めなかった。
ハルイチくんは優しく笑ってティッシュをくれた。その後、ゴムをつけて膣内で。私は、何回イかされたんだろう。
「乃愛さん、そろそろ消灯時間なんですけど……動けます?」
「ん……急いで準備するね」
急いでシャワーを浴びて、ホテルの部屋を出た。最寄りの駅まで一緒に電車に乗る。まだ少し、腰が震える。
駅について電車を降りホームを出て、ハルイチくんを見上げた。
「今日はありがとうね。……今回は仕方ないけど、私、一応彼氏いるから、そういうのが嫌だったら、なかったことにしてくれてもいいよ?」
ハルイチくんは突然立ち止まり、翡翠の髪を揺らした。さすがに不味かったかな……焦っているような、後悔しているような表情を浮かべていた。
「……本当ですか?」
「うん。新人は知らないと思うけど、宗四郎……保科副隊長と付き合ってるの。まあ、付き合ってるって言えるのかわかんないけどね」
ハルイチくんは「今回限りでっ!」と基地の中に消えていった。申し訳ないことしたな……別にバレたとしても、何もないのに…明日、ちゃんと話そうと考え、帰路につく。
宗四郎はもう帰ってるのかな…23時を過ぎた頃、家の玄関を開けた。リビングから明かりが漏れている。その明かりを頼りに、廊下を進んでいった。