第1章 泡の飛沫
業務を終え、スーパーに寄って家に帰る。いつもはコンビニ弁当やカップ麺などで済ませている。ご飯の準備を進めていると、スマホが鳴った。
"やっぱ飯いらんわ。ちょっと遅なる"。ちゃんと連絡してくれるのは嬉しいけど、作り始める前に言って欲しかったな。
いつものようにひとりでご飯を食べて、残りは明日食べることにした。楽しみにしてたのにな…。
夜、寝てどのくらいか経った頃、副隊長が帰ってくる。何時かもわからず、私は起こされた。お酒の匂いを漂わせた副隊長が、私の上に乗る。副隊長、明日非番だったっけ……。
「ん…おかえりなさい…」
「今日は君でええや」
ボソッと呟いた副隊長はカチャカチャとベルトを外し始める。相手、いなかったのかな…いや、そもそも私がいるのに他で済ませる方がおかしいのかも。
全てを脱ぎ捨てた副隊長は布団を捲り、私の下半身を露出させる。開いた中心に指を這わせ、陰核を軽く押す。ふにふにと柔らかく刺激し、濡れるのを待っていた。
「っ…んぅ…あ……」
陰核を愛撫していたが面倒臭くなったのか、唾液を垂らし、塗りつけた。ナカを解すこともなく挿入する。どうせ、私がいつも血を流していることも知らないだろう。
水音が響き始める寝室。私はただ、私の上で揺れる男を受け入れていた。微かに漏れる声はきっと、副隊長の耳にも届いている。でも、その声を大きくしてくれることはなかった。
「乃愛…んっ、ぁ……乃愛…」
こんな抱き方をするくせに、いつもあなたはどうして…私の名前をそんな風に呼ぶの?掠れた甘い声で……仕方なく私で済ませてるくせに。
一気に引き抜いた副隊長のモノから、私のお腹に白濁が吐き出された。服にかからないように、ちゃんと捲ってくれていた。
いつも生でするから、出来たらいいのに…そしたら、この人を繋ぎ止めておけるだろう。
もどかしく燻る熱を発散することもなく、シャワーを浴びに行った副隊長が戻るのを待っていた。