第1章 泡の飛沫
「え……」
「っ…そのまま挿れていいです。副隊長の好きなようにしてください」
既に濡れていることに違和感を持った副隊長の指が止まる。指が離れていき、副隊長は私の背中でモゾモゾして、先をあてがった。
ゆっくり入ってきたソレに膣壁を擦られて、眉間に皺を寄せる。どんなに濡らして解しても、奥はヒリついて痛みを発していた。
そのまま腰をぎゅっと抱いて律動を始める。ベッドのスプリングが軋んだ。抽挿を繰り返す度に声が漏れて、痛みと快感でおかしくなりそう。
「ふっ、あ……ん、あぁ…あ、ぁあっ!」
シーツを握り締めて、副隊長を締め付けながら腰を痙攣させた。どうして女は、犯される側なの。私がこの人より力があったら、犯せるのだろうか。
耳元で熱い吐息を吐きながら、締め付けが治まるのを待っている。腰を抱く手に力が入っていた。
「早いな……ナカもやらかい。……自分で解したん?」
答えることはしなかった。どうせわかっていて聞いている。私が敏感なことに気を良くしたのか、服の中に手を滑り込ませて胸を揉み始める。突起を刺激しながら、律動を再開した。
鳴り止まない嬌声が部屋に響く。抑えたくても抑えられなかった。何度目かの絶頂の後、副隊長は自身を引き抜き、ティッシュを数枚手にする。そのまま自身で扱き達した。
"好きだよ"とか"愛してるよ"とか、嘘でもいいから、行為中に言って欲しかった。そんなことを望んでいる私を、あなたは何も知らないのだろう。知っていても、知らないフリをする。