第2章 恋が愛に変わるまで
その後、棘はご指名で任務に出ることになった。憂太くんも見学で一緒に行くことに。
「ツナマヨ…」
「ダーメ。棘は祝詞離れしなさーい」
そんな、親離れみたいに言わないで欲しい。
手を掴まれて顔の辺りまで上げられる。棘は私も連れて行きたいらしい。
棘はわかりやすくシュンとして、手を下ろした。
「ひっ!ちょ…ふ、ふふふっ!やめ…」
お腹に回された腕にきつく抱き締められて、首筋に擦り寄ってくるので、擽ったくて笑ってしまう。逃がしてもらえない…。
「こら、棘〜?祝詞は敏感ちゃんだからやめなさい」
それ、セクハラじゃない!?教師が生徒にセクハラしていいの?いや、セクハラではないのか?
ダメだ…悟相手だと、わけがわからなくなる。
「しゃけ」
"知ってる"みたいに言って、噛まないでくれるかな?
肩がビクッと跳ねて、変な声が出そうになるのを必死に抑えた。棘のソーシャルスペースはどうなってるの…。
汗が滲んだ首筋に、誰にも気付かれないような舌が這った。