第3章 結ばれる緣
荒い呼吸が二つ。部屋に響くのはそれだけ。私たちはきつく抱き締め合ったまま動けずにいた。好きな人とするえっちって、こんなに満たされるんだ…私の初めてが棘でよかった。
「は、ぁ…はぁ……高菜?すじこ」
「ん、はぁ…ぁ……大丈夫…棘のせい…」
"大丈夫?"と聞いた後に、"初めてでイっちゃったね"なんて言わないで…恥ずかしくて、棘の肩に顔を埋める。
「しゃけぇ……明太子」
"嬉しい"って…私も嬉しいよ。棘に愛されて。
「今日はもう無理だよ…もっかいは明日……」
"足りない、もっかい"と棘がナカで大きくなるのを感じた。「おかか」と言って、腰を振り始める。まだ余韻が残っている中、刺激されて、逃げようとしても抱き締められていて動けなかった。
「むりっ、んあッ!あ…とげぇ……むりぃ…あ、ンッんぅ…!!」
これ以上は無理だと叫んでも律動が止まず、すぐに達してしまう。先程よりも水音が響いて、棘の掠れた吐息が耳にかかって…脳を刺激する。
達しても止まらないので、棘の肩に爪を立てて強すぎる快感に耐えていた。身体に力を入れると膣口が少し痛むけど、幾らか快感を逃がせる。棘を締め付けてしまっているのは申し訳ないが、棘が悪いんだから。
思ったよりも棘は早く射精し、やっと息が出来た。2回分の棘の熱がナカで音を立てる。息を整えて棘は、ゆっくり自身を抜いた。
「しゃけぇ……祝詞、好き」
横に倒れて、私の髪を撫でながら頬に口付ける。身体は疲れているのに幸福に包まれて、満たされている。
その後も棘は、私を甘く溶かす。
「おやすみ」
棘の呪力が耳に浸透していった。