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君の言葉で縛って【狗巻棘】

第3章 結ばれる緣


私の顔の横に手をついた棘は、唇を重ねて舌を絡ませた。少し、自分の味がするような感じがした。鼻から声が抜けていく。上顎を擽って離れていった。

「ん…棘も、うがいしてよ…」

恥ずかしくなって顔を逸らすと、棘の浮かせた親指が濡れて光っていた。棘はクスッと笑って頬に口付けてくる。

「いくら」

耳元で棘が"可愛い"と囁いた。耳たぶを噛んで、首筋を舐め上げる。そのまま吸われて、チクッと痛みが走った。

棘は洗面所に消えて、すぐ戻ってきた。その間にズボンを履こうと思っていたのだが、下着に片足を通したところで戻ってくる。

「おかか」

"いらない"と足から下着が抜けて、上も全て脱がされた。棘も全て脱いで、布団に潜り込む。棘は私を抱き締めて眠ろうとしている。こんなの…眠れるはずない。心臓がバクバクとうるさい程鳴っている。

「棘ぇ…恥ずかしい…」

「すじこ」

"俺は恥ずかしくない"と指を絡めて握られた。逃がしてもらえない。棘は、言葉を使わずに私を縛ることが出来る。
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