第3章 結ばれる緣
情事を終えたかのように棘は起き上がり、濡れた指を舐めてからティッシュを数枚取る。
「な、舐めないで…」
棘は一度私を見てからクスクスと笑って、私の秘部を拭いた。ティッシュを捨てペットボトルの水を少し飲み、そのまま口付けられる。流れ込んできた水を飲み込んだ。
「ずっと一緒にいて」
唇を離した棘が紡いだ言葉に、私は反射的に頷く。それは確かに呪いで…言葉には棘の呪力が篭っていた。
棘は少し苦しそうに眉を寄せて、悲しげに笑う。呪いで誓った未来に何か思うことがあるのだろう。そんなこと、呪言を使わなくてもいいのに…。
「"治って"…」
棘の喉に触れながら笑う。棘はその私の手を引いて、自身の腕に閉じ込めた。
「棘……その、棘はいいの?しなくて…」
「すじこ!」
"大丈夫"と言って笑う棘は目を閉じた。私も目を閉じて、棘の胸に擦り寄った。