• テキストサイズ

君の言葉で縛って【狗巻棘】

第2章 恋が愛に変わるまで


私は高専で二度目の春を迎えた。棘はツンツンと立てていた髪を下ろし、マッシュルームヘアに。憂太くんは4級まで階級を落としたが、特級へ返り咲いて、今は海外。

後輩を迎えたが最初は伏黒恵くんしかいなかった。だが、虎杖悠仁くんと釘崎野薔薇ちゃんも加わり3人に。女の子増えたの、嬉しかったな。でも悠仁くんは…。

「す・じ・こ〜」

棘は相変わらずで、すぐ私に抱きつく。そして私も、いつまで経っても慣れないでいた。

「棘、暑い」

「おかか」

「私は暑いのー!」

気温を考えて欲しい。後輩たちも見ている。それなのに棘は離れてくれない。緊張で余計暑くて、でも…ほぼ背中に乗っている棘は離れようとしない。

真希やパンダくんが何か後輩たちに吹き込んでいるようだ。

「あいつらはもうそういう仲だ。気にするな」

「そういうってどういう仲?真希」

真希の言葉に反応するが、いきなり口元を押さえられ、項に何かが這う。鼻から息を漏らし、身体を大きく跳ねさせた。棘にきつく言えないのもあるけど、さすがにやりすぎではないのか。

「やっただろ」

「何を!?」

棘の手を取り、真希の言葉に驚いて聞き返す。絶対あのことだと思うけど…私たちは付き合ってもいないし、キスすらしたことない。っていうのは何度も真希とパンダくんに話している。

「ツナマヨ?」

"する?"じゃないんだよ、本当にもう…。棘のことは無視して、後輩たちの誤解を解くのに専念した。
/ 63ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp