第2章 恋が愛に変わるまで
「お前らなんだ。祝詞はなんでそんなモジモジしてんだよ」
「……棘に聞いて」
「しゃけしゃけ、すじこ」
嘘でしょ…全部言った。後ろから何度も肩を叩いたけど、棘は全然気にしていない。むしろ、清々しい顔をしていた。
京都校の生徒たちが付き合ってるのかと聞いている。やっぱりそう見えるのかな…棘は「しゃけ〜」と肯定しているようだった。
「付き合ってない…」
けど、そうなりたい。棘がそう言ってるなら、そういうことでいいんじゃないか?でも、棘から"好き"と言われてないから、そう思われるのが嫌だった。
「しゃけ〜」
棘はどっちなの…どっちも肯定しないで。また肩を叩くとその手を取られて引っ張られる。ポスッと棘の胸に収まり、離してはもらえなかった。