第19章 愛される幸せ
「ねぇ…帰る前に教えてくださいよ~」
『嫌です~!胸に秘めときます!』
あたしを帰さない和也
もう…和也さんは…
どうやら、あたしがニヤけてた
理由を知りたいみたい。
「え~…嫌…って~…」
『あ、時間なんで!
今日からね?学校なんですよ。』
「え?が…学校って…
あ!そうか…あなた大学生…
てことは昨日で春休みを終えた?」
『えぇ…いい春休みになりました。』
あちゃ~と言った顔で
あたしを見る和也。
きっと出掛ければいいとか思ったんでしょ?
『いいんですよ?
幸せな一日でした。
じゃあ勉学に励みます!』
「はぁ…あ!莉子 …
あの…さ?」