第16章 酔っぱらいに愛のムチ*nino*side
「莉子 ちゃん、飲んで?」
と言って莉子 ちゃんに
コップに入れた水を渡した。
『…んぁ?…みーずっ?』
なんてコップを見ながら
笑う莉子 ちゃん
かわいすぎる。
我慢できなくなりますよ?
「莉子 ちゃん、大丈夫?」
『ん~?あ、二宮和也さんだあ~!』
と俺の頭を撫でる莉子 ちゃん
え…俺、犬?
『きゃわいい~!
チュー…します~?』
「……はぁ」
急に色っぽく言う莉子 ちゃんに
もう溜め息混じりの声がでた。
この人は本当に…
「嫌ですよ?
あなた今日、大野さんばっかりでしたもん」
『あらぁ?…ヤキモチ…でしゅか~?』
俺の耳元でそう囁く莉子 ちゃん
もうダメだ。
今日は我慢なんか捨ててやる。