• テキストサイズ

コンビニの恋人

第10章 俺を見てください。*nino*side


『大学2年の夏、
晃の誕生日を祝おうと思って
サプライズをたくらんです。』


そこらへんからだ。
彼女の目が潤み始めたのは…



『料理とか飾りつけとかして…
バイクであたしの家に来る彼を
待ってたんですけど…』


「莉子 ちゃん、大丈夫ですか?」


もしかして…彼は…


『トラックの運転手さんが
飲酒運転してて…
彼に衝突して…それで…それで…』



大粒の涙を流す彼女を
俺は力いっぱい抱きしめていた。



『…ウッ…あたしが…ウッ…
あたしが晃を殺したんです…
あたしが…』



「あなたじゃないでしょ?
大丈夫ですよ…大丈夫です。」


その間ずっと俺は莉子 ちゃんの
頭を撫でていた。
/ 220ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp