第1章 変わらない毎日
ポンッとレジの前にいつもと同じものを置く彼
メロンパン…好きなのかな?
『105円です。』
「はい…」
『ちょうどいただきます。
ありがとうございました。』
レシートを貰い商品と共に
店内から去る彼…のはずだけど
きょうは違った。
少し考えてあたしのところに戻り
彼は口を開いたんだ。
「あの…ここっていつも人いないですか?」
『え?…えっと…まぁ…
たまに酔っぱらいとか暇なヤンキーとか
あ、あなたとか?』
なんて言ったら彼はふふっと笑って
分かりました。とかモゾモゾ言って
コンビニから出ていった。
『気になる…なぁ…』