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コンビニの恋人

第5章 手のぬくもり


誰か…嘘だと言ってください。
いや、嘘はいやだけど…夢だと言って!

あたしの両脇には二宮さんと櫻井さん!?


『意味わかりません。』

「どうしました?」

どうしましたって
あなたの脳ミソこそどうしたんですか!


『あの……お二人とも
本物ですよね…』


ダメもとで聞いてみましょう。
この人たち嵐本人?


「ははっ……そうだよ。」


隣で櫻井さんが笑いながら答えると
二宮さんも続けて答えた。


「なんなら触ってみます?」


『あ、じゃあ手握っていいですか?』


なんて恐る恐る言ってみると
最初、驚いてた二宮さんが手を出した。


その手を握ると優しく握り返す二宮さん
その手のひらはすごく暖かくて
優しくて心地よかった。


「本物でした?」

『……はい。現実にいました。
二宮和也…。』



そう言うと口を手で押さえて
笑う二宮さん。



「ていうか名前は?」


そのとき隣で新聞を読んでいた
櫻井さんがそう問いかけた。


『あ、相沢 莉子 です。』


「莉子 ちゃんか…
あ!嵐の中で誰が好き…なんて
聞いてもいい?」


『えっと…』


見るからに期待してる二人。
どうしよ…。
言えないよなー…昨日知ったなんて…



『えっと…えっと~…あ!
着いたみたいです!着きました!』


あたしは運転しているマネージャーさんに
声をかけて止めてもらった。



そして降りるときあることを思いだし
あるものをカバンから出した。

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