第5章 手のぬくもり
ニノに…ニノに頭を撫でられた…?
あたし大丈夫?
なんか…絶体夢だよね…これ。
頬をつねって確かめてみるけど
全然夢じゃないみたいで…。
「店員さん、何してんですか?」
『え!??あ、ニノ…二宮さん』
なんで、この人急にくるかなー…
心臓もたないっつーの!!
「撮影終わりましたよ?
もう…4時ですし…帰りましょ?」
『へ?あ、そうなんですか。
じゃあ…おつかれさまでした。』
その時、あたしの腕をガッシリと
優しい手が掴んだ。
「なにやってるんですか?
一緒に帰るんですよ?ふふっ」
『え…え………』
「…ね?」
その上目遣い反則です!!