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【呪術廻戦】誰も知らない

第2章 本当の私


ある日、嫁のもらい手が決まったと父が嬉しそうに帰ってきた。
神職をする家系の一人息子だった。
私が〝ワダツミ様の姫〟だからとトントン拍子で決まったようだ。
私はそんなたいそうな者ではないと思ってはいたが私には選択する余地などなく、ほどなくしてそちらの家に入ることになった。
しかし、なかなか子を成せず、夫は早世した。
一人息子を失った義両親は早々に私を実家へ返した。
そのすぐ後に、村にはある噂が流れた。
『神職の息子は〝ワダツミ様の姫〟に手を出したから死んだのだ』と。
それからというもの、村の人々はどこかよそよそしくなった。
決して嫌がらせをされたりする訳では無い。
ただ距離を置かれているような気配がする。
もちろん、その後嫁のもらい手がつくことはなかった。
両親は『お前はワダツミ様に愛されているから大丈夫』と特に心配はしていないようだった。
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