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短編【鬼滅/ヒロアカ】

第10章 聖者の熱、ヒーローの独占欲【ヒロアカ/出久夢】


翌朝。
あたしが少し腫れた唇を隠すように登校すると、1年A組の教室の前が異様に騒がしい。

「よお、デクの嫁! 今日も朝からラブラブかよ!」
「上鳴くん、茶化さないであげて! でもちゃん、昨日かなり『長かった』みたいじゃない?」
「麗日さんまで何を知ってるの!?」

どうやら、あの誰もいないはずの廊下での熱烈なキス(と、その後のイチャイチャ)は、何らかのルート……おそらく耳郎さんの個性か、隠れて見ていた誰かによって、A組全員に筒抜けになっていたらしい。

「あ、さん! おはよう!」
そこへ、昨日とは打って変わって堂々とした、どこか「やり切った」ような清々しい顔の出久くんが現れた。
彼は迷いなくあたしの手を取り、指を絡める。

「……みんな、茶化さないでよ。僕の彼女、照れてるでしょ?」

その言葉は、優しくも「誰にも渡さない」という宣言のように聞こえた。
こうして、普通科の主人公とA組の希望・デクくんは、学園公認の「激甘カップル」として伝説を作ることになったのだった。




(もうっ…!恥ずかしいったらありゃしない!)

【完】
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