第13章 何があっても…(鬼滅の刃/炭治郎夢)
「俺、気づいたんだ。……あなたが傷つくのが、怖い。あなたが消えてしまうのが、何よりも恐ろしい」
炭治郎の瞳は、どこまでも澄んでいて、だからこそ逃げ場がない。
彼の愛は、優しさの中に、狂気じみた執着を秘めていた。
「さん。俺は……あなたのことが好きだ。……いや、好きなんて言葉じゃ足りない」
彼は、あたしの手を掴み、それを自分の胸に当てた。
そこからは、彼自身の、激しく打ち鳴らされる鼓動が伝わってきた。
「あなたのすべてを、俺だけのものにしたい。あなたの傷も、痛みも、すべて俺が背負いたい。……絶対に、誰にも渡さない」
耳元で囁かれる、低い声。首筋に落とされる、熱くて深い口づけ。
その瞬間、あたしの理性は、一瞬で崩れ去った。
「 たんじろう、だいすき……っ」
「俺もだ。……絶対に、離さないから」
(ありがとう、炭治郎…)
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