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『はつこい』

第7章 『 心が揺れる音 』


《 影の正体 》

体育館の端、少し離れた場所。

「……今の見た?」
「見た見た。距離バグってたな」

双子は壁にもたれながら、小声で笑う。

「耳元でなんか言ってたし」
「咲、顔真っ赤だったぞ」

「凛人、あれ完全に無意識だろ」
「いや、半分わざとだと思う」

コートに戻っていく凛人の背中を見ながら、片方が肩をすくめる。

「……凛人つよいな」
「うん、あれは時間の問題」

そして、もう一人が小さく笑う。

「まあでも」
「咲も、もう逃げる気なさそうだけどな」
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