• テキストサイズ

『はつこい』

第7章 『 心が揺れる音 』


《 岩田 家リビングトーク》

「BBQ楽しかったなー」

リビングのソファに座った蓮が、そう言いながら伸びをする。
「肉うまかったし」
「てか凛人、ずっと焼き係やってたよな」

「……うん」

咲が小さく頷く。

「咲、結構近くにいたじゃん」
「飲み物取りに行く時も一緒だったし」

「た、たまたまだよ」

双子は顔を見合わせて笑う。

「まあでもさ、正直分かりやすかった」
「凛人、咲のこと結構気にしてたし」

「え……?」

少し迷ったあと、咲はぽつりと呟く。

「……最近、凛人先輩、距離近くてドキドキする」

双子が同時に「おっ」と声を上げた。

「でも、嫌じゃないって思っちゃう……」

一瞬の沈黙のあと、蓮が笑う。

「凛人つよいぞー笑」
「それ、もう半分落ちてるやつ」

「ち、違うもん!」

「いやいや」
「BBQの時も、飲み物渡す時めっちゃ自然に距離詰めてたし」

「しかも咲、普通に受け取ってた」
「避けてなかったじゃん」

咲はクッションを抱きしめながら視線を落とす。

「だって……先輩だし、避けるのも変かなって」

「それ凛人が一番喜ぶやつ」
「あいつ、距離縮めても逃げないって分かったら一気にくるぞ〜」

「え……」

「マジで言うけど」
「凛人、恋愛になると結構強いからな」

「うん、成瀬は強いよ。」
「咲、覚悟しときなよ?」
「なんかあったら、私たちにいいなよ〜?」

「……うん」


咲の頬がじわっと赤くなった。
/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp