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『はつこい』
第6章 『 確信になる音 』
教室のざわめきも、部活の音もない、静かな場所にいた。
見覚えのある公園。
少し古びたゴール。
コンクリートの地面に響く、ボールの音。
――ああ、これ。
ぼんやりとした意識のまま、俺はその光景を見ていた。
中学二年の頃。
バスケをやめようか、本気で悩んでいたあの日。
何度シュートを打っても入らなくて、
何度ドリブルしても、気持ちだけが追いつかなくて。
「……もういいかな」
そう呟いた瞬間、後ろから小さな声が聞こえた。
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