第8章 初めての寮生活
「ん、……ちゅ、……じゅる、……んんっ……♡」
「あ、……ぁ、……っ!! だ、め……そんな、いきなり……ッ!!」
愛情たっぷりに解いていく。
丁寧な舌使いと、喉の奥まで吸い上げられる圧迫感に、緑谷の理性は一瞬で霧散した。
「……ん、……はぁ……っ、…おいしいよ、出久くん……♡ ほら、……もっと、あたしの口の中に……いっぱい出して…? …出久くんの全部……飲み込んであげるから……っ♡」
「……っ、そんな……こと……っ!! ……あ、あぁ……ッ!! くる、……もう、……がまん、できな……いっ!!」
「……ん、んんぅぅぅ……ッ!!♡」
の手と口による懸命な奉仕に、緑谷は抗う術もなく、彼女の口内に熱い白濁を激しく吐き出した。
「はぁ、……はぁ、……はぁ……っ。……ごめん、ちゃん……。僕、……また、君に……っ」
「……ん、……ぷはっ。……うふふ、…朝から濃厚な、出久くんのミルク、美味しかったよ?………おはよ、出久くん」
は口元を拭い、いたずらっぽく微笑んだ。
「……もう、勘弁して……心臓が持たないよ……」
緑谷は真っ赤な顔を両手で覆った。
昨夜の行為と、朝の奉仕。
幼馴染の淫らな誘惑に、彼は完全に骨抜きにされていた。
だが、甘い余韻を切り裂くように、扉を激しく叩く音が響く。
「おい、!! 起きてんだろ、開けろッ!!」
「ひっ、かっちゃん……!?」
「勝己くん……!」
二人は飛び起き、慌てて乱れた衣服を整えた。
緑谷は震える手でズボンを履き直し、は爆豪の大きなTシャツを整えてから、意を決してドアの鍵を開けた。
扉が開くや否や、爆豪が室内に踏み込んできたが、視界に飛び込んできた想定外の先客に足が止まる。
「……あァ? 何でデク、テメェがここにいやがる」
爆豪の瞳が、獲物を狙う獣のように細められた。
さらに、鼻腔をくすぐる濃厚なミルクの香りと、緑谷から漂う微かな「事後」の匂い。
爆豪の掌から、パチ……と不穏な火花が散る。
「……テメェ、朝っぱらから何してやがった。……言えよ、クソナードッ!!」
「かっちゃん、それは……っ、違うんだ、僕……!」
緑谷がたじろぐ中、その前にが静かに立ちはだかった。