第7章 輪姦合宿
彼女が意識を飛ばした後、爆豪は彼女守るように決して離さなかった。
彼女の代わりに事情聴取も受け、彼女に思い出させないようにーー掘り返されないように、全力を尽くしたのだ。
再び目を覚ましたと爆豪の希望により、二人は自宅待機になったのだった。
退院後、は爆豪の実家に再び身を寄せていた。
警察とプロヒーローによる24時間の厳戒態勢。
事実上の軟禁状態だが、今の彼女には唯一の安息地だった。
窓の外では、定期的にパトロールのヒーローが通り過ぎる影が見える。
そんな中、今後の処遇について話し合うため、雄英高校から相澤消太達が面談に訪れた。
リビングのソファに、力なく座る。
その隣には、片時も離れようとしない爆豪が、鋭い視線で相澤を射貫いている。
「……単刀直入に言う。雄英は全寮制に移行する。ヴィラン連合の狙いが生徒にある以上、学校側で24時間、お前たちの身の安全を確保するためだ」
相澤の言葉に、の手が微かに震え、爆豪のシャツの裾をギュッと掴んだ。
「……君についても、別の決定が下された」
相澤は手元の書類に目を落とし、重い口調で続けた。
「君の身の安全、そして心身の回復を最優先に考えた結果だ。君には雄英に編入……つまり転校し、爆豪たちと同じ寮に入ってもらう。一般の家では、これ以上の警備は限界がある」
「……転校、して……寮に……」
彼女の脳裏に、あの地獄のようなアジトの光景がフラッシュバックする。
大勢の男たち、逃げられない閉鎖空間。
寮という言葉が、彼女には新たな「檻」のように聞こえてしまった。
「待てよ、相澤先生ッ!!」
爆豪が机を叩いて立ち上がった。
「こいつ、まだまともに飯も食えねぇし、夜だって……! そんな状態で、いきなり寮なんて無理に決まってんだろ! 誰がこいつの面倒見ると思ってんだ!!」
「爆豪、落ち着け。……だからこその編入だ。校内にはリカバリーガールを始め、医療スタッフが常駐する。そして……」
相澤はの怯えた瞳をまっすぐに見つめた。
「君の隣の部屋は爆豪にする。……それが、君が一番安心できる条件だと判断した」