第7章 輪姦合宿
「……あいつは、……は、……」
爆豪が拳を血が滲むほど強く握りしめる。
「……自分の意志じゃねぇ。……あいつらは、あいつを……『家畜』みたいに扱いやがった。……薬で頭を狂わせて、俺の目の前で……ッ!!」
「……わかっている。彼女の体内からは多量の媚薬と、複数の男のDNAが検出された。……それから、例の『ミルク』だが……」
塚内は言葉を濁したが、爆豪は遮るように吐き捨てた。
「……あいつ、俺に謝りやがったんだぞ。……あんな目に遭わされて、…なのに、ごめんなさいって……ッ!!」
「爆豪くん……」
「……あいつは何も悪くねぇ。……悪いのは全部、あのクソヴィラン共だ。……なのにあいつ、自分の身体から出続けてるあのミルクの匂いを嗅ぐたびに、自分が死ぬほど汚いもんみたいに怯えてやがる……っ」
爆豪の瞳から、悔恨の涙が零れ落ちる。
「……俺は、ヒーローになんだろ……? 救け出した女に、あんな顔させて……俺が、あいつの何を救ったってんだよ……ッ!!」
廊下の奥、処置室の扉が開いた。
看護師に付き添われ、真っ白なガウンに身を包んだが現れる。
その肌は洗浄され、白濁は消えていたが、彼女の瞳からはかつての輝きが消え、爆豪と目が合った瞬間に、怯えたように視線を逸らした。
「……あ、……勝己、くん……」
「……」
爆豪が駆け寄ろうとすると、彼女は自分の肩を抱くようにして一歩後ずさった。
「……来ないで、……お願い。……まだ、匂いが……消えないの。……あたしのナカ、あんなに……ぐちゃぐちゃにされた感覚が、消えなくて……っ」
洗浄されてもなお、彼女の脳裏には「男たちの種を飲み干して喜んでいた自分」の記憶がこびりついている。
爆豪は、その震える細い肩を、迷いなく力任せに抱き寄せた。
「……汚くねぇっつってんだろ。テメェを汚したっつうなら、俺が一生かけてその汚れを全部爆破してやる」
「……勝己、くん……でも私、あんなに……欲しがって……っ、あんな…っ!!」
「喋るな。……全部、薬とあのクソ共のせいだ。テメェの心まで汚されたと思うんじゃねぇ」
爆豪の胸に顔を埋め、は子供のように泣きじゃくった。
やがて、極限の緊張と疲労、そして処置の影響からか、彼女は彼の服を掴んだまま、泥のような眠りに落ちていった。