第7章 輪姦合宿
楽しいはずの肝試しが、一瞬にして地獄の業火へと変わった。
立ち込める毒ガス、燃え盛る青い炎。
爆豪は混戦の中で意識を断たれ、次に目を開けた時、そこは冷え切ったコンクリートの壁に囲まれたヴィラン連合のアジトだった。
「……っ、クソ……。ここ、は……」
拘束椅子に縛り付けられた爆豪が顔を上げると、目の前には死柄木弔が、不気味な笑みを浮かべて立っていた。
「目覚めたかい、爆豪勝己。君には、僕らの仲間になってもらう」
「あァ!? 誰がテメェらみたいなゴミクズに……ッ!」
吠えようとした爆豪の言葉が、部屋の隅に転がされた「人影」を見た瞬間、喉に張り付いた。
「……っ!? …………っ!!」
そこには、が後ろ手に縛られ、猿ぐつわを嵌められた姿で転がされていた。
彼女の瞳は恐怖に震え、爆豪の姿を見つけると「んんーッ!」と必死に声を漏らした。
「……あはは! この子、君の特別なんだってね。わざわざ街まで拾いに行っちゃった」
「……テメェら……ッ!! そいつに指一本でも触れてみろ、粉々に爆破してやる……ッ!!」
「威勢がいいね。でも、選ぶのは君だ」
死柄木がゆっくりとの元へ歩み寄り、その首筋に「五本の指」をかけようと手を伸ばした。
「僕らの仲間になるか、この子がここで塵になるか。……ヒーロー志望の君なら、正しい選択ができるよね?」
「……っ……、……っ!!」
爆豪の全身から、怒りと悔しさで汗が噴き出す。
自分を犠牲にするのは構わない。
だが、ようやく地獄から連れ出し、ようやく笑顔を取り戻した彼女を、再び死の淵に立たせることだけは許せなかった。
(…勝己……くん……っ、……だめっ)
猿ぐつわ越しに、彼女が首を横に振る。
自分のために、彼が信念を曲げることを彼女は望んでいなかった。
「……いいのかい? 君が拒めば、この子の『極上ミルク』とやらを、また僕らの仲間たちで分け合うことになっちゃうよ?」
「――ッ!! 黙れっつってんだろ、クソがっ!!」
かつて彼女を蹂躙したヴィランたちの記憶が、爆豪の脳裏を過る。
守り抜くと誓ったはずの彼女が、また自分の目の前で壊されようとしている。
「……答えろ、爆豪勝己。君は、どちらを救う?」
死柄木の指が彼女の肌に触れていく。