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その極上ミルクは誰のもの? 【ヒロアカ R18】

第7章 輪姦合宿


夏休みが始まってすぐ、雄英高校ヒーロー科の林間合宿の日がやってきた。
爆豪家の玄関前、爆豪は見送りに立ったの前で足を止めた。

「……勝己くん、気をつけてね。一週間も会えないの、寂しいけど……」

少し不安げに視線を落とす彼女。
爆豪はそんな彼女を安心させるように、親がいることも構わず、そっと額に唇を落とした。

「……ハッ、ガキじゃねぇんだ。たったの一週間だろ。……ババアの言うこと聞いて、大人しく待ってろ」
「……うん、分かった。頑張ってね、勝己くん。応援してるから」
「あァ。……行ってくるわ」

不器用な、けれどこの上なく優しい顔を見せた爆豪は、一度も振り返ることなく合宿地へと向かった。


合宿地での訓練は凄惨を極めていた。
個性伸ばしの特訓で身体はボロボロ、全身筋肉痛。
そんな過酷な一日の終わり、生徒たちは自分たちで火を起こし、カレーを作っていた。

「よっしゃー! カレー完成だぜ! 爆豪、お前がいて助かったわ!」

切島が皿を差し出すと、爆豪は無言でカレーを盛り付けた。
湯気の立つカレーを一口、口に運ぶ。

「…………」

ふと、爆豪の脳裏に、キッチンで光己と並んで楽しそうに笑っていたの姿が浮かんだ。

『勝己くん、美味しい?』

そんな幻聴が聞こえた気がして、爆豪の口元がほんのわずかに、柔らかく緩む。


「……ぶふっ! おい見ろよ上鳴、爆豪が……爆豪がニヤついてるぞ!」
「マジかよ! あの戦闘狂の爆豪が、カレー食って仏みたいな顔してんじゃん!」

瀬呂と上鳴が指をさして騒ぎ出し、クラスメイトたちの視線が一斉に爆豪に集まった。


「あァ!? 誰がニヤついてんだ殺すぞテメェら!!」
「いやいや、今完全にニヤけた顔してたって! 隠したって無駄だぜ!」
「……っ、うっせぇんだよ! 誰がそんなこと……ッ!」

図星を突かれ、爆豪の顔がカレーの熱さとは別の理由で赤く染まる。

「はは! 爆豪、おかわりあるからな! 早く食って明日も頑張ろうぜ!」

切島に背中を叩かれ、爆豪は再びカレーを口に押し込んだ。


(……ケッ、あいつの作る飯の方が、百倍マシだわ)

騒がしい仲間たちの声を聞きながら、爆豪は夜空を見上げた。
同じ月を見ているだろう彼女を想い、爆豪は「強くならなきゃな」と、改めて自らの掌を握りしめた。



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