第5章 『極上ミルク』の正体
清潔な病院の個室。
空気清浄機の静かな音だけが響く中、は白いベッドの上で深い眠りから覚めた。
数人がかりで行われた「洗浄」と「処置」
身体を汚していた白濁はすべて洗い流され、男たちの種子で満たされていたナカも、女性医師や看護師たちの手によって丁寧に清められた。
それでも、一度拡張されきった感覚や、甘く漂うミルクの香りは、完全には消えていなかった。
「……ん、……っ」
重い瞼を開けた瞬間、天井の白さに、あの地下室の暗闇を思い出して身体が跳ねる。
「……あ、……ぁ、が……っ!!」
フラッシュバックする、三つの穴を同時に蹂躙された記憶。
男たちの下卑た笑い声。
無理やり飲まされた熱い汚泥の味。
パニックで呼吸を乱し、自身の身体を抱きしめて震える彼女の手を、温かく、大きな掌が包み込んだ。
「……っ、おい。落ち着け。……ここにクソ野郎共は一人もいねぇ」
「……かつ、き…くん……?」
視線を向けると、そこには寝食を忘れて付き添っていたのか、目の下に隈を作り、酷くやつれた爆豪が座っていた。
「……やだ、……こないで、……っ、見ないで!!」
は反射的に彼の手を振り払い、毛布の中に潜り込んだ。
あんな姿を見られた。
男たちの種を飲み、自ら奉仕するようにしゃぶり、ミルクを搾り取られていた、家畜のような姿を。
清潔な病室に、の嗚咽だけが虚しく響いていた。
爆豪は、彼女の震えをすべて受け止めるように、毛布越しにその身体を痛いほど強く抱きしめた。
「……汚い、の……。あたし、もう……勝己くんが知ってるあたしじゃない……。ナカも、口も……身体全部、あの人たちのモノにされて……っ」
「……汚くねぇ。……汚いのは、あいつらだ。……それから、クソみたいな過去の俺だ」