• テキストサイズ

その極上ミルクは誰のもの? 【ヒロアカ R18】

第12章 悦楽の反転


一人になった部屋で、は静かに膝を抱えた。
相澤が残していった言葉の温もりとは裏腹に過去の記憶が重く、冷たく脳裏をよぎる。



本来セックスとは愛し合った恋人同士が、互いの愛情を確かめ合うためにするもののはずだ。
しかし、自分にはその「普通」が最初から許されていなかった。



生まれ持った個性のせいで意図せずとも男たちを狂わせ、誘惑してしまう。
恋という淡い感情を知るよりも早く、身体が先に男の欲望の標的になった。



中学の時の同級生に襲われそうになったあの恐怖。
間一髪で助けてくれたのは爆豪だった。
ヒーローのように現れた彼に救われたと安堵したのも束の間、後日、助けてくれたはずの爆豪自身に、無理やり初めての身体を暴かれた。



あの瞬間から男の人は好意を寄せる対象ではなく、圧倒的な力で自分を蹂躙する「恐怖の対象」へと変わってしまった。



地獄はそれだけで終わらなかった。
高校へ進学してすぐ、またしても個性の影響でヴィランたちに拉致された。
逃げられない絶望のなかで一ヶ月もの間、数え切れないほどの男たちに回され、犯し尽くされた。
その過程で身体は完全に作り替えられ、尊厳と共にミルクを搾り取られ続ける毎日。



その底なしの沼から再び自分を引きずり出してくれたのも、たまたま職場体験中だった、ヒーローの卵である爆豪だった。



皮肉なものだと、は自嘲気味に息を漏らす。
恐怖の始まりであり、救い主でもある彼。
ヴィランたちから救出された後、無理やり開発された身体は男の精を求めて狂ったように疼き始めた。


その耐え難い渇きと発情を鎮めるために自分から爆豪に身体を開き、彼との行為に溺れていくようになったあの日のことを、はただじっと、暗い部屋のなかで思い返していた。



/ 366ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp