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その極上ミルクは誰のもの? 【ヒロアカ R18】

第11章 毒ある慈愛の飼育


「爆豪、明日からだ。……いいな。授業や仮免補講に少しでも支障をきたしてみろ、その時点で即刻中止だ。二度と触れさせん」


相澤の冷徹な宣告に、爆豪はチッと大きく舌打ちを漏らしたが、ここで食い下がればチャンスを棒に振ることも理解している。


「……ケッ、言われなくてもわかってんだよ」


爆豪を追い出し、指導室を後にした相澤は、職員室に残っていたマイクを拾って寮へと向かいながら相澤は低く切り出した。


「山田、明日から爆豪たちにも接触を許可することにした」

「……マジかよ、もう折れたのか?」


マイクが驚きと、どこか複雑そうな表情で相澤を盗み見た。


「物理的に無理だ。俺たちが二十四時間つきっきりで管理するのは現実的じゃない。……学業や公務に穴を開けるわけにはいかん。複数で分担して管理し、徐々に彼女の『ミルク』の分泌と欲求をコントロールしていく……今のところ、それしか手がない」

「分担、ねぇ……。爆豪だけじゃ済まないんだろ?」

「ああ。放課後は爆豪たちに任せる。それと、学校をずっと休ませるのも教育上好ましくない。昼休み限定で、条件付きで心操にも許可を出すつもりだ。あいつなら、ある程度理性を保てるだろうからな」


相澤の淡々とした説明を聞きながら、マイクはふと眉を下げた。


「……そっか。まぁ、正論だな。学校全体のことを考えりゃ、それが一番マシな選択肢だ。……けどよ、なんていうか……少し、寂しいもんだな。俺たちの特権じゃなくなるみたいでさ」


プロヒーローらしからぬ、どこか子供のようなマイクの愚痴に相澤は視線を正面に向けたまま、僅かに声を潜めた。


「……勘違いするな。メインの管理者は俺たちだ。深夜や、早朝……あいつの欲求が一番跳ね上がる時間に、俺一人では手が足りないこともある。その時は、お前に手を貸してほしい」


その言葉を聞いた瞬間、マイクの顔にパッと明るさが戻った。


「! ……あァ、もちろんだぜ! むしろ、そっちの方が俺の出番って感じじゃねぇか。深夜の『特別指導』、喜んで引き受けるぜ、相澤!」

「……はしゃぐな。あくまで管理の一環だ」


相澤は呆れたように溜息をついた。




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