第10章 欲しがる者と与えるモノ
心操の低く掠れた声に、が驚いて顔を上げる。
彼は自嘲気味に口角を上げると、彼女の耳元で囁いた。
「……昨日、お前のナカにあんな出し方したせいだ。……あれからずっと、俺も疼いて仕方ねぇんだよ。……お前のせいだろ。責任、取ってくれよ」
「っ、……心操くんも……?」
「救済だなんだって言ったが、……俺も、もう無理だ。……抱かせてくれ」
その真摯で強欲な瞳に射抜かれ、の理性が音を立てて崩れた。
申し訳なさを感じる余裕すらない。
今、目の前の男も自分と同じ「熱」に侵されているという事実が最高の毒となって身体を駆け巡る。
「……わかった、……お願い……っ」
二人は昨日と同じく空き教室へと滑り込んだ。
鍵を閉めた瞬間、心操はを壁に押しつけ貪るような深いキスを落とした。
「ん、んんぅ……ッ!!♡」
昨日よりもずっと強引で、熱を帯びた舌が口腔内を蹂躙する。
心操は彼女の制服のボタンをいくつかはずすと、露わになった彼女の鎖骨付近に目を留めた。
「……爆豪の痕か。……気に入らねぇな」
「あ、……心操く……っ、あぁぁああッ!!♡」
爆豪が今朝付けたばかりの紅い痕を、心操は逃がさないように強く吸い上げ、自分の色で塗り潰していく。
「……っ、熱い……っ! 心操くん、……そこ、……あついよぉ……っ♡♡」
「……っ、なんだよこの匂い……。甘すぎて、頭がどうにかなりそうだ……」
心操は、紅く腫らした彼女の鎖骨からさらに胸元へと顔を埋めた。
はだけた制服の下着を捲り零れ落ちた柔らかな隆起。
その先端から漂う、暴力的なまでに甘い芳香に理性が焼き切れる。
「あ、はぁ……っ、心操くん、……だめ、そこ……っ♡」
抗う声も虚しく、心操はその蕾を口内に含み強く吸い上げた。
その瞬間、彼の舌の上にとろりとした濃厚な甘みが広がった。