第10章 欲しがる者と与えるモノ
爆豪は握りしめた拳を震わせ、吐き出しそうな怒りを無理やり飲み込んだ。
反吐が出るほど、他の男の種を欲した彼女の身体が許せない。
だが、そこまで深刻に彼女の肉体は「男」という劇薬なしでは維持できないほどに破壊されているのだ。
「……クソが。……クソッ、クソッ、クソ……!!」
爆豪は彼女を乱暴に引き寄せると、壊れ物を扱うように、けれど逃がさないほど強く抱きしめた。
「……俺だ。俺を呼べ。どこにいたって、爆破してでも駆けつけてやる……。二度と、他の男に触らせんじゃねぇぞ……分かってんのか……ッ!」
「……勝己、くん……」
「……他の野郎の種なんて、一滴も残させねぇっつってんだろ!!」
爆豪は怒りと焦燥をぶつけるように、をベッドに押し倒した。
シャワーで洗ったばかりだという清潔な肌を、自分の所有物だと誇示するように深く、強く、最奥まで一気に貫く。
「あ、はぁぁあああッ!!♡ 勝己、くん……またっ……♡♡」
「当たり前だ! てめぇのそのナカに、俺以外のモンが入ってると思うだけで虫酸が走るんだよ!!」
上書きするための暴力的なまでの突き上げ。
爆豪の熱が今朝よりもさらに深く、彼女を蹂躙していく。
「あ、ん、んんぅーーーっ♡♡ すご、い……っ、なかの、っ、あ、ああっ!!♡」
「俺の色だけで塗り潰してやるよ!! いいか、心も身体も、疼きも……全部俺のだッ! 他の野郎に縋ってんじゃねぇ……っ、俺にだけ、溺れてろ……ッ!!」
「あ、は、はぁ……っ♡ 蕩けちゃう、……勝己くんので、……脳みそ、とけちゃう……っ♡♡」
は熱に浮かされた顔で、爆豪の首にしがみついた。
心操の種を吐き出したばかりのナカが、今度は爆豪の荒々しい情愛で悦びに打ち震える。
「……っ、出すぞ、……奥に、全部、刻み込んでやるッ!!」
「あ、あああぁぁあああッ!!♡ い、いっぱい……っ、いっぱい出してぇええッ♡♡」
爆豪の熱い噴射が、彼女の深奥を灼くように満たしていく。
爆豪はそのまま彼女の呼吸が落ち着くまで重なり合い、彼女の首筋に何度も、消えないほどのキスマークを刻みつけた。