第10章 欲しがる者と与えるモノ
カーテンの隙間から差し込む朝日が室内を静かに照らす中、は、微かな重みと熱で目を覚ました。
爆豪の腕が、折れそうなほど強く自分の腰を抱きしめている。
昨夜、嫉妬と怒りに任せて何度も何度も自分を突き上げた彼は、久々の彼女の熱に安堵し、深く眠っている間も、まるで自分をどこにも行かせまいと繋ぎ止める鎖のようだった。
(……勝己くん…きっと、すごく心配かけたよね……ごめんね……)
ふと、下腹部にゴツリと硬く、熱い塊が押し当てられていることに気づく。
あれだけ昨夜のうちに吐き出させたはずなのに、爆豪の股間は朝の生理現象を伴って猛々しくその存在を主張していた。
お腹にぐりぐりと押し付けられるその熱量に、の胸が疼く。
彼を裏切るような真似をしてしまった罪悪感と、それでも自分を求めて離さない彼への愛おしさが混ざり合い、視界がじんわりと潤んだ。
(こんなに、私を欲しがってくれてる……少しでも、お返ししたいな……)
は爆豪の腕からするりと抜け出すとそのままシーツの下、布団の奥深くへと潜り込んだ。
「……ん、……ちゅ……。んむ、……れろ……っ」
薄暗い布団の中で、爆豪の硬くなった熱源を唇で包み込む。
昨夜の激しい情事の名残か、先端からは既に微かな先走りの液が滲んでいて、それを舌の先で丁寧に、慈しむように掬い取っていく。
「じゅぷ……ん、んんぅ……っ。んちゅ、……じゅる、……れろ……っ」
湿った粘膜の音が静かな寝室に響く中、爆豪を起こさないよう、けれど隅々まで慈しむように舌を這わせた。
(かつきくんの……すごく、硬くて…熱い、…………)
「じゅぷ……れろ、……ん、んむ……っ。はぁ、……んちゅ……♡」
喉を鳴らして吸い上げるたびに、爆豪の身体がピクリと反応し、眠りの中でわずかに息を荒らげる。
その反応さえも愛おしく、はさらに深く、彼への謝罪を込めてその熱を口内で転がし続けた。