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その極上ミルクは誰のもの? 【ヒロアカ R18】

第10章 欲しがる者と与えるモノ


自室のドアを閉めようやく一息ついたは、そのまま崩れ落ちるようにベッドに腰を下ろした。
柔らかなシーツの感触が、病院で三人の男たちに貪られた記憶を鮮明に呼び起こす。


「……あ……っ」


不意に太腿の間に違和感が走る。
昨夜、天喰にナカを掻き回された熱がまだ残っているかのような疼き。

その時、ノックもなしにドアが乱暴に開かれた。


「――っ!? 誰……っ、勝己くん?」


「……おい。隠したって無駄だぞ、てめぇ」


入ってきたのは隣の部屋の爆豪だった。
彼は背後のドアを蹴り閉めると、獲物を追い詰めるような足取りでに詰め寄る。


「デクの野郎から聞いたぜ。ヴィランに相当エグいことされたんだろ……。ナカまでグチャグチャにされたってな」


爆豪の瞳は怒りと、それ以上に鋭い不信感で濁っていた。
彼は彼女の顎を強引に掴み上げ、その顔を至近距離で睨みつける。


「……だったら、なんでそんな『満足した』ようなツラしてやがる」

「……えっ、そんなこと……」


「白々しい真似してんじゃねぇ! 陵辱されてボロボロになってるはずの女が、なんでそんな男の熱に当てられたような色気振りまいてんだよ。……病院で、何があった」


爆豪の鼻が彼女のうなじから漂う「自分たち以外の男」の残香を逃さなかった。
重なり合った濃密な雄の匂い。


「……それは……っ」

「……何があったか、吐けっつってんだよ」


爆豪の低い声が狭い室内で重く響く。
掴まれた顎から逃げようとするだったが、爆豪の指の力は強く拒絶を許さない。


「……、勝己、くん……やめて……」

「やめねぇ。てめぇのその、男に食い散らかされた後のようなトロけた目はなんだ」


彼女は観念したように、熱を帯びた吐息と共に声を漏らした。


「……治崎に……ずっとめちゃくちゃにされて……、私、もう普通じゃいられなかったの。身体の中が、ずっと火がついてるみたいに熱くて……。それを、……優しく抱いてもらって、冷ましてもらっただけ……」


「『だけ』だと……? どこのどいつだ。あの三年の先輩共か」


「……っ!!」


図星を突かれ、の肩が大きく跳ねる。
爆豪はそれを見逃さず、獲物を仕留めた獣のような笑みを浮かべた。



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