第9章 囚われのお姫様
死穢八斎會の地下深く、にとっての時間は、ただ「搾取」と「調教」のサイクルとしてのみ刻まれるようになっていた。
毎朝、冷徹な電子錠の音と共に治崎が現れる。
服を着れるのは仕事終わりから、毎朝の行為まで。
彼は机の上の空になった皿を確認すると、満足げな笑みを浮かべて彼女の腰を掴む。
「……いい。餌を食べ、私の種を飲み込み、少しは家畜としての自覚が芽生えたようだな」
朝一番の、無慈悲な抱擁。
治崎は毎朝彼女のナカを自身の熱で汚しながら、同時に胸から直接「朝露」を啜る。
その後、部下たちから浴室で「清め」という名の辱めを受け、裸で向かう先は、あの無機質な拷問室だ。
ある日は、首筋に鋭い針が突き立てられた。
「ひ、あぁぁっ! なに、を……っ」
「……新種の媚薬だ。神経を強制的に昂ぶらせ、分泌量を極限まで引き上げる」
打ち込まれた熱が全身を駆け巡ると同時に、の肌はどろりと淫らに上気した。
触れられるだけで絶頂しかねない過敏な身体に、搾乳機と重厚なピストンが襲いかかる。
「あ、っ、あぐ……っ! あぁぁあああっ!! なにか、いっぱい……出ちゃう、あぁぁあああっ!!」
またある日は、椅子に座ることさえ許されなかった。
両手首を頭上の鎖で吊るされ、つま先立ちの不安定な姿勢で固定される。
その状態で、バイブを前後の穴に固定して嵌められ、の細い身体を激しく揺さぶる。
「ほら、見てみろよ。ナカ掻き回されるたびに身体が大きく跳ねて、鎖の音と一緒にいい声で鳴いてやがるぜ」
部下たちは、その「観察」を何よりの愉悦としていた。
しかし、常に「最高品質」を出し続けることは不可能だった。
ある日、搾乳されたミルクの純度がわずかに基準を下回ると、治崎の瞳に冷酷な火が灯った。
「……不合格だ。たるんでいる証拠だな」
治崎は手近な鞭を手に取ると、無防備に晒された彼女の背中や尻を容赦なく打ち据えた。
ーーパァン!! パァン!!
「ひ、あぁぁっ!! ごめんなさい、ゆるして……っ!!」
「痛みで神経を研ぎ澄ませろ。……後は任せたぞ」
治崎が部屋を去ると、残された部下たちは待ってましたとばかりに彼女を囲む。
鞭で打たれ、赤く腫れ上がった彼女の肌を見て、彼らは下卑た笑みを漏らしながら身を乗り出した。