第8章 初めての寮生活
深夜の静寂に、肉体がぶつかり合う音と、掠れた悲鳴だけが執拗に響き続けていた。
爆豪の独占欲は、一度の絶頂では到底収まらなかった。
何度も、何度も、彼女が意識を失いかけるたびに、彼はその髪を掴み、あるいは激しく尻を叩き、強引に意識を快楽の淵へと引き戻した。
「……あ、っ、ぁ……かつ、き、くん…っ! もう、ゆる……し、て……っ」
「逃げんなっつっただろ……! まだ、俺の色が足りねぇんだよ!」
最後に爆豪は彼女の最奥を突き破らんばかりに腰を叩きつけた。
熱い奔流が彼女のナカを焼き、溢れ出した白濁が、既に爆豪の種で満たされた肌を無惨に汚していく。
身体中、爆豪の執着の証である白濁で塗り込められ、はようやく解放された。
「……はぁ、……はぁ、……っ」
爆豪の荒い呼吸だけが部屋に残った。
その下で、は糸の切れた人形のように、ぐったりとシーツに沈み込んでいた。
何度も潮を吹き、泣き叫んだせいで喉は枯れ果て、その瞳は焦点が合わないまま、ゆっくりと瞼を閉じていく。
「……おい。……寝んのかよ」
声をかけても、返事はない。
ただ、深が、酷く鮮明に浮き上がっていた。
「…………っ」
やりすぎた。
その自覚が、冷めた頭の中にじわりと広がった。
あんなに許しを請うていた彼女を、壊す勢いで抱き潰した。
「……クソが。……俺は、何を……」
爆豪は震える手で、彼女の頬に残った涙の跡を指先で拭った。
誰にも渡したくない。
自分だけの色に染め上げたい。
その狂おしいほどの愛着が、結局は彼女を一番傷つけている事実に、爆豪は奥歯を噛み締めた。
彼は無言のまま、ぬるま湯で湿らせたタオルを持ってくると、眠り続けるの身体を、今度は壊れ物を扱うような手つきで丁寧に拭い始めた。
「……悪りぃ。やり過ぎた……ゆっくり寝てろ」
その呟きは、誰に届くこともなく、静かな闇に消えていった。