第1章 霞の奥の熱情 ― 無一郎と繋ぐ命【番外編】
重なり合う肌と肌から、彼の鼓動が激しく伝わってくる。
彼は私の指を絡め、耳元で甘く、けれど命令に近いほどの熱量で囁き続けた。
「僕の名前を呼んで……。他の誰でもない、僕だけの君になって。……愛してる。一生、君を離さない。君の未来も、君が産んでくれる子供の未来も、全部僕が背負うから」
霞が晴れるように、彼の秘めていた情熱がすべて私の中に注ぎ込まれていくのを感じた。
それは、炭治郎くんの慈愛や実弥さんの荒々しさとも違う、無一郎くんという一人の人間が、私の存在そのものを「永遠」にしようとする、深く、甘い執着の儀式でした。
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