第9章 聖者の独占、その熱に溺れて【炭治郎夢】
「隠さないで。あなたの全部を、俺の目に焼き付けたいんだ」
炭治郎の瞳は、どこまでも澄んでいて、だからこそ逃げ場がない。
彼の愛は、暴力的なほどに純粋で。
あたしは、その濁りのない情熱に、身体の芯から溶かされていくのを感じた。
「……。俺、もう止まれない」
互いの鼓動が重なり、部屋の中に甘い吐息が充満する。
ついに彼が、あたしの最奥へと入り込んできた瞬間。
「俺だけを見て。俺のことだけ、考えて……っ」
炭治郎はあたしの唇を塞ぎ、名前を何度も呼びながら、激しく、そして愛おしそうに腰を突き上げた。
あんなに優しかった炭治郎が、獣のような熱を帯びてあたしを求めてくる。
そのギャップに、あたしの理性は一瞬で崩れ去った。
「あ、ぁ……っ! たんじろう、だいすき……っ」
「俺もだ。……絶対に、離さないから」
窓の外では月が静かに見守っている。
炭治郎の底なしの愛に溺れながら、あたしは彼の色に染まっていく快楽の中で、ただただ声を上げることしかできなかった。
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