第4章 爆殺神は彼女を拾う 【ヒロアカ 爆豪勝己】
「あ、っ、はぁぁぁぁっ!!」
皮膚と皮膚が直接擦れ合う、生々しく強烈な快楽。
爆豪の野性的な衝動が解放され、先ほどまでの慎重さが嘘のような、激しく深いピストンが始まった。
「ん、あぁっ! あ、あぁっ! すごい、っ、勝己くんの、あつい……っ!!」
「……っ、いのり……っ! 逃さねぇ、お前の中、全部俺ので塗り潰してやる……ッ!」
容赦なく突き上げられるたびに、いのりの意識は快楽の火花で散っていく。
直哉に汚された記憶も、暗い部屋の冷たさも、爆豪の圧倒的な熱量によって焼き尽くされていく。
「勝己くんっ、あぁ、くる……っ! なか、だして、おねがい……っ!!」
「……っ、一生、離さねぇ……っ!!」
爆豪は彼女の腰を砕かんばかりに掴み、その最深部へ、濁流のような愛をすべて叩き込んだ。
「あ、あぁぁぁぁーーーーっ!!!」
身体の芯まで染み渡るような、熱い衝撃。
いのりは白目を剥き、幸せな絶頂の中で爆豪の首に強くしがみついた。
体内を満たす、爆豪の確かな熱。
それは呪いでも、蹂躙でもない。
彼女が新しい世界で手に入れた、本物の「愛」という名の烙印だった。
窓から差し込む朝陽は、かつての禪院家の冷たい月光とは違い、どこまでも柔らかく部屋を照らしていた。
爆豪は、腕の中で泥のように眠るいのりの寝顔を静かに見つめていた。
昨夜の激しい情事の名残が、彼女の白い肩や首筋に、淡い紅色の痕となって散らばっている。
爆豪が自らの意思で、執念深く刻み込んだ「愛」の証だ。
「……ん……っ」
いのりが微かに身じろぎし、ゆっくりと瞼を持ち上げた。
視界が合った瞬間、彼女の頬が昨夜の記憶を思い出したように、ぽっと林檎色に染まる。
「……おはよう。……まだ眠いか」
爆豪の声は、かつてないほど低く、穏やかだった。
「……おはようございます、勝己くん。……えへへ、なんだか、夢じゃないんだって思ったら……嬉しくて」
いのりは布団の中で、爆豪の大きな手に自分の手を重ねた。
指を絡めると、彼の掌からは変わらず力強い熱が伝わってくる。
かつて彼女を縛っていた縄の痕は、もう見えない。
体内に残る、直哉が植え付けた嫌な感触も、爆豪が何度も何度も注ぎ込み、塗り潰してくれた熱によって完全に消え去っていた。