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*夢物語* 【夢小説短編集】

第10章 鬼狩りの受難 【REBORN 雲雀恭弥】


その瞳は、明らかに🌸を「有用な駒」としてロックオンしている。


「面白い。時間旅行に異能の剣術か。……いいぜ、🌸。行く宛がないなら、ここに住まわせてやる」


「本当!? ありがとう、リボーン君!」


ぱあっと顔を輝かせた🌸だったが、リボーンの次の言葉で表情が凍りついた。


「ただし、タダ飯じゃねーぞ。今日からお前は、このダメツナの家庭教師の助手、兼、ボンゴレファミリーの一員だ」


「……は? ふぁみりー?」


「拒否権はねーぞ。断れば、今ここで『教育』してやる」


カチャリ、とリボーンの手の中にあるレオンが、緑色の銃へと形を変える。
その銃口から放たれる殺気は、間違いなく実戦を潜り抜けてきた者のそれだった。


「ひいいい! リボーン、女の子を脅すなよ!」


「うるせーぞ、ツナ。……さて、返事を聞こうか」


🌸は、頬を引きつらせて笑った。


(……ダメだ。この赤ん坊、不死川さんより性質が悪い)


こうして、二人の柱に鍛え上げられた「風と水の剣士」は、不本意ながらもマフィアの抗争という、鬼退治とはまた別の「戦場」へ引きずり込まれることになった。



「……因みに……その、ファミリー? ってやつは、家族みたいなもの?」


首を傾げる🌸に、リボーンは事もなげに、まるで明日の天気でも予報するかのような軽さで言った。



「マフィアだ。それも、イタリアを拠点とする世界最大級のな」



「…………はい?」


マフィア。
その言葉の響きに、🌸は固まった。
世界最大級というマフィア規模感に、脳の処理が追いつかない。


「ちょ、ちょっと待って! マフィアって、あの……鉄砲とかでお城を襲ったりする、あのマフィア!?」


「お城は襲わねーよ。だが、アジトは城みたいなもんだ。規模に関しては概ね合ってるぞ」


リボーンは不敵に微笑み、エスプレッソのカップを置いた。
その仕草一つに、有無を言わせぬ只者ではない風格が漂っている。


隣で沢田綱吉が「ほら見ろ、普通の女の子はそう反応するんだよリボーン!」と頭を抱えて叫んでいるが、リボーンはそれを完全に無視した。


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