• テキストサイズ

*夢物語* 【夢小説短編集】

第9章 王子と姫の愛の逃避行♡ 【ONE PIECE サンジ】


王国側としても、本音を言えば「エニエス・ロビー」を壊滅させたようなイカれた海賊団と正面衝突するのは避けたかったのだ。
王女さえ取り戻せればと、彼らに深追いはしなかった。



城の地下牢の重い鉄格子が開き、ナミが外へと連れ出された。
そこには、城へ連行されてきたばかりの🌸が立っていた。


「ナミさん! 怪我はない?」

「🌸……! あんた、なんでここに……まさか、自分から戻ってきたの!?」


ナミの問いに、🌸は悲しげに、けれど優しく微笑んだ。


「ごめんなさい。私のせいで怖い思いをさせて……。でも、もう大丈夫」

「何言ってんのよ! あんた、あんなに嫌がってたじゃない! 自分の人生を選びたいって、そう言ったじゃない!」


ナミが彼女の肩を掴み、激しく揺さぶる。
しかし、🌸は静かに首を振った。


「みんな本当に素敵な人たちだった。私のせいで海軍や国に追われるのは耐えられないの。……私の自由の為だけに、あんなに高価な代償は払えない」


「🌸……」


「ナミさん。……私、あなたたちのこと、大好きだよ」


そう言い残して、🌸は兵士たちに促されるように廊下の奥へと消えていった。


「待ちなさいよ! ちょっと! まだ話は終わってないわよ!」


ナミの叫びも虚しく、重厚な扉が閉ざされる。
一人残されたナミは悔しさに唇を噛み締め、拳を壁に叩きつけた。


「……バカね。あんなに悲しい顔で笑って……。あんなの、誰も納得するわけないじゃない……!」



/ 212ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp