第8章 一日遅れのショコラと、プロポーズ【 REBORN ディーノ】
「はい、近所で……。小さい頃からお世話になってる、大学生の幼馴染です」
少し照れくさそうに説明するツナの横で、🌸もようやく状況を飲み込んだらしく、ふわりと微笑んだ。
「驚きました……。まさか、ツナくんのお客さまだったなんて。ディーノさん、でしたっけ? お怪我、もう大丈夫ですか?」
「ああ、おかげさまで!ほら、さっきの傘とタオルも!」
手近にあった例のブツを差し出すディーノ。
その顔は、これ以上ないほど赤く染まっていた。
そんな騒がしい玄関口を眺めていたリボーンは、ニヤリと口角を上げた。
「ほう。……こいつは面白くなりそうだな」
リボーンの呟きなど露知らず、ディーノは運命的な再会に、ただただ胸を高鳴らせているのだった。
「🌸ちゃん! ちょうど良かったわ。夕飯、まだでしょう? 一緒に食べていきなさいな」
「えっ、でも……お邪魔じゃないですか? 急に来たのに」
奈々の明るい提案に、🌸は少し遠慮がちに微笑んだが、「みんなで食べた方が、楽しくて美味しいわよ!」と言われ、誘いを受ける事にしたのだった。
🌸が隣の席に腰を下ろしたその瞬間、ディーノの体は石のように硬直した。
箸を握ったまま固まっている。
「ディーノさん、顔……赤いですよ?」
ツナが心配そうに覗き込むが、ディーノは「あ、ああ、部屋が暖かいからな!」と見え透いた嘘をついた。