第6章 【ハイキュー!!✖︎名探偵コナン】
駆けつけてきた蘭たちが「すごい、お見事です!」と目を輝かせている一方で、私の幼馴染たちはというと。
「……おう、🌸。……お前、あんなエグい技、持ってたんだな……」
黒尾がポップコーンの箱を抱えたまま、引きつった笑いを浮かべて固まっている。
「……知ってたけど。……あんな怒った🌸、初めて見た。ちょっと怖い……」
研磨も一歩引いたところで、ガタガタと震えている。
さらに、遠巻きに見ていたバレー部員たちの反応はもっと切実だった。
「……なぁ、夜久さん。俺たち、さっきから尾行してたけど、あれ、猛獣の檻を外から覗いてただけじゃないっすか?」
「リエーフ……お前、今度から🌸ちゃんに挨拶する時、絶対失礼なこと言うなよ。……首、折られるぞ」
「……黒尾と研磨も、大変だね」
海が遠い目をしながら呟く。
🌸は必死に男を押さえつけながら、心の中で叫んでいた。
(だって外に出たら死ぬんだもん!! これくらいやるしかないでしょ!!)
拍手喝采の中、🌸は真っ青な顔のまま、男を絶対に逃がさないという鉄の意志で地面に縫い付けていた。
男を警察に引き渡した直後、駆けつけた警察官たちの顔色が一変した。
彼らの視線は、🌸の手首に巻かれた「VIPリストバンド」に釘付けになっている。
「……君たち、そのリストバンドをどこで?」
目暮警部たちと、その隣にいた灰原が、信じられないものを見るような目で🌸を見つめていた。
🌸たちは「事情聴取」という名目で、園内の管理棟にある個室へと連行されることになった。
「ちょっと、事情聴取って……🌸は被害者だろ? なんでそんな物々しいんだよ」
黒尾が不機嫌そうに警官を睨み、研磨も🌸の服の裾を握ったまま、周囲を警戒するように目を細めている。
「二人とも、大丈夫。ちょっとお話してくるだけだから。……ここで待ってて?」
🌸は二人を部屋の外に残し、一人で取調室のような部屋に入った。
向かいに座ったのは、険しい表情の佐藤刑事だった。