第6章 【ハイキュー!!✖︎名探偵コナン】
🌸は心底安堵して、二人の腕をぎゅっと掴んだ。
(お願いコナン君……! 私の大事な幼馴染たちを巻き込まないように、早く事件を解決して……!!)
そんな🌸の切実な祈りを知ってか知らずか、黒尾と研磨は、自分たちの腕に触れる手の感触に、少しだけドキマギしながら歩き始めた。
ミラクルランドの賑やかな喧騒の中、黒尾がスマホの画面を見せながら、笑って提案してきた。
「なあ、そろそろ腹減らねーか? せっかくのVIPパスだし、一回パークの外に出て隣のホテルのビュッフェ行こうぜ。ここ、🌸が好きな期間限定のショートケーキ、食べ放題らしいぞ」
「……ケーキ。……いいかも。あっちのレストランなら、涼しいし」
研磨も、人混みの暑さに少し参っていたのか、珍しく黒尾の提案に乗っかったが、その言葉を聞いた瞬間、🌸の背筋に凍りつくような戦慄が走る。
(だ、ダメ……!! 今ゲートを通ったら、センサーが反応してドカンだよ!? 推しの二人を木っ端微塵にさせるわけにはいかない!!)
「……っ、外!? 外に行くの!? 嫌、絶対嫌!!」
思わず叫んでしまった🌸に二人がビクッと肩を震わせる。
「……えっ。お前、ケーキ好きだろ?ほら、この写真見てみろよ。お前が一番好きなやつ……」
「いらない! 今日はケーキの口じゃないの! 私は今、猛烈に……っ、チュロスとか、ポップコーンとか、園内でしか食べられないものが食べたいの!!」
🌸は黒尾の腕を掴んで、必死の形相で食い下がると目を丸くして、少し怪しむように眉を寄せる。
「……お前、さっきからなんか変だぞ? 絶叫マシンは拒否するわ、大好物のケーキまでいらねぇって……。もしかして、金に気を使ってる? …。今日は全部タダなんだから……」
「違うの! 食べ歩きがいいの! ほら、せっかく遊園地に来たんだから、アトラクションの列に並びながら何か食べるのが醍醐味でしょ!? ねえ、研磨もそう思うよね!?」
🌸は助けを求めるように研磨を振り返ると、尋常じゃない焦りっぷりをじっと見つめていたが、ふっと視線をそらした。